うつくしく ていねいに 暮らす

うつくしく、ていねいに暮らすための 「衣食住」「収納」「断捨離」「整理整頓」「節約」など わがやの暮らしを簡潔な記事でご紹介しています。

2023年04月

2月8日に旅立った父の記録前回はこちら【2023.2.2】父と最後の対面の日前日のめいっこのようにいっしょに写真撮りたいなあと思っていたのですが言い出せずすると父の方から「自撮りをお願いします」とわたしは涙を拭いて精一杯の笑顔で撮りました「父娘の最後の写真」父はず ... 続きを読む
2月8日に旅立った父の記録




前回はこちら






【2023.2.2】




父と最後の対面の日




前日のめいっこのように

いっしょに写真撮りたいなあ

と思っていたのですが

言い出せず




すると

父の方から「自撮りをお願いします」と

わたしは涙を拭いて

精一杯の笑顔で撮りました




「父娘の最後の写真」




父はずっと「ガンは幸せな病気なんだよ」

と言っていました
(そういうタイトルの本もありますよね)

わたしもそう思います




もちろん

闘病は本人も周りもつらいですが

お別れの準備ができます

一年かけてお別れの準備をしてきました




「最後の誕生日」

「最後の対面」

「最後の写真」

「最後の言葉」




「最後かも知れない」という気持ちで

お別れができるということは

本当に幸せなことです




父が「何時までいられるの?」と

こんなときまで

ベガのことを気にかけてくれたのか




わたしは名残惜しくも

あまり長時間は家を空けられません

いよいよお別れです




もちろん

11日はパーティーの約束でしたし

また次に会えることを願って




でも、最後かも知れないので

たくさん抱き締めて

たくさん「ありがとう」と言いました




すると、父の手がわたしの後頭部に触れ

頭を撫でてくれました




きっと、わたしが幼ないころは

たくさん頭を撫でてくれたのでしょうが

記憶にはありません

「最初で最後の」いいこいいこ




「11日に絶対会おうね!」

これがわたしが父に掛けた

最後の言葉でした




わずか、3時間足らずの

対面だったと思います

ベガのことがなければ

もっとじっくりお別れが

できたかも知れないけれど




これでよかったのだと思います

最後も、いつまでも父から離れないわたしに

母が「キリがないよ」と

引き離してくれました




ベガのことも心配だったので

そのお陰で悲しみが分散されて

かえって救われた気がします




今度はベガの番

「どうか無事でいて」

父に想いを馳せながらも

足は家路へと急ぎます




「ベガ!ごめんねごめんね」

てっきり横になっているかと思ったら

いなかったので

「え!」と辺りを見回したらいました




キャットタワーに移動しており
ほっとひと安心
遠くからそっと画像を撮り
みんなに無事をお知らせしました
IMG_1595
【余談】ベガのことについて
なん度か、病院に行った日は
ぐったりしてしまうことがあったのですが
たまたま前日が病院の日だったもので
その症状(?多分精神的なものだと思うのですが…)
が出てしまい、その後すぐ回復しました
それ以来、今のところ病院へ行っても
その症状はなく、元気にしてます




最近、ベガの体調不良の記事も続いていますが
今は本当に元気です
食欲も旺盛で遊んだり甘えたり
ふつうのにゃんこ生活を送っています






その日、母が持たせてくれたもの
父が作ったお味噌とたくあん
梅干しは作れなくなってしまったので
父が元気なときにポチったものだそう
IMG_3791
最後の父の味
大事に大事にいただきました
父が亡くなった後も食べるのはつらいなあと
思いましたが、少しずついただきました




それからわたしは

季節外れの「梨」を探しました 

父が食べたいと言い

母が「この時期はないわよ」となだめたら




「食べられるものがないっつってんだろっ」




わー

ひさびさに聞いた父節

かすれ声なのに

思わずビクッとなるほど恐ろしい




父は、娘たちや周りの人には

とっても穏やかな人でしたが

母にだけは怒鳴ることがあり

それがまた迫力満点なんです
(ふだん怒らない人ほど…ってやつですね)




わたしが嫁いでからは

「おかあさん、おかあさん」て

すっかりデレデレの

おかあさんだいすき人間になっていましたが




自由がきかなくなった体に

苛立っていたのでしょう




母は、慣れている感じでしたが

こんなに甲斐甲斐しくお世話しているのに

父のきもちもわかりますが

やるせないですよね




でも、父と最後の会話をしているときに

「お母さんでよかったね」

「こんなに献身的な人いないよ」

などと話したら




父は目を瞑りながら

(うん)(うん)と

噛み締めるようにうなずいていました




なので

父のためにも

母のためにも

なんとしても梨を探さねば!




そうしたら、意外にも

ネットにはたくさんありました

季節外れの梨




決してお安いお値段ではないのですが

わたしと同じ「病床の父が」や

「妊娠中の妻がどうしても」など

季節外れの梨に感謝の声がたくさんでした




遠方ですし

注文があってからの収穫なので

間に合うかわかりませんが

急いでくれとも言えず




「病床の父がどうしても食べたいとのことで
間に合うことを祈っております」




と、備考欄に書いて注文したら

「なるべく急ぎます」と

わざわざメッセージをくださいました




翌日、節分の日




母から

「恵方巻きとショットグラスにビール一杯飲んだよ」

と、LINEが来ました

まだ元気なときに

父自身が選んだ恵方巻きだったようです




このまま、またゆっくり

少しずつすこしずつ

衰えていくのかな

とも思っていました




それから程なくして

父からLINEが来ました

「梨が届いた」と




よほど急いでくださったのでしょう

父を見舞った2日の夕方に注文し

4日の夜には「食べたよ」と…
後からストアにはお礼を兼ねて
レビューを書かせていただきました





父自身が撮影したようです
20230204送った梨(父撮影)
寝たきりになってからは
一言だけのLINEだったのに
文章で、画像も添付して…
これが父からの最後のLINEとなりました




いよいよ最期のとき

そんなとき

わがやに波乱が起きました




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2月8日に旅立った父の記録前回はこちら  【2023.1.26】主人が実家を訪問し父は元気だったと教えてくれた夜仕事のことで伝えることがあって主人が父へLINEしたのですが割とリアクションの早い父なのに返信がありませんでした疲れて寝ちゃったのかな?【2023.1.30】母からの着 ... 続きを読む
2月8日に旅立った父の記録




前回はこちら
 





【2023.1.26】




主人が実家を訪問し

父は元気だったと

教えてくれた夜




仕事のことで伝えることがあって

主人が父へLINEしたのですが

割とリアクションの早い父なのに

返信がありませんでした




疲れて寝ちゃったのかな?




【2023.1.30】




母からの着信
IMG_1555





ふだん母から電話が

かかってくることはないので

嫌な予感しかしませんでした




母は泣きながら

ほんとうに寝たきりになってしまった

ことを伝えてきました




主人が帰った後

父はよろよろでなんとかお風呂に入り

それきり

ほとんど食べられず

トイレも自力では無理になったそうです




「今すぐ行く」と言ったのですが

もともと2月2日に訪問する予定だったので

予定通り、そのまま電話を切りました




ベッド生活に入ってわずか数日の出来事




お医者様の勘で

「そろそろ」と思ったのか

ベッド生活になってしまって

頭が終わりだと思い込んでしまったのか




一番驚いたのは主人です

「だって元気だったよ?」

「仕事していっしょにカステラ食べたんだよ」




ずっと見てきた母ですら

あっという間の出来事だったそうで

主人が動揺するのも無理はないです




【2023.2.1】




わたしが実家訪問する予定の前日

この日は

めいっこがもともと訪問する日だったそうで

これが「最後のおじいちゃん」




訪問を約束したときは

こんな状態とは

予想していなかったことでしょう

もう数日待ってくれていたら…




でも、この日を設けていなかったら

会えなかったかも知れないので

神様が作ってくれた最後の時間




途中、父とめいっこの自撮りが

送られてきました




めいっこはたくさん泣いたそうですが

とってもいい笑顔

父は…今まで見てきた

「痩せてしまった父」とはまたちがう

さらに一段と…もう人間の最後の姿




【2023.2.2】




いよいよ、わたしが訪問する日




母の電話があってから

毎日まいにち

「なんとか訪問する日までもってくれ」

神棚にお願いしていました




ああ、神様ありがとう
317b53c2
と、思ったのに!




前の晩に、お猫様が

調子悪くなってしまいました

さっきまで元気だったの

なんというタイミング




奇しくも神棚に横たわる黒猫様は

昨年の父の誕生日パーティーの日に

実家からもらったもの

ベガが身代わりになってくれたのでしょうか




いや、でもそしたら

ベガを置いてお見舞いに行けないんだよ

よく、お子さんがいる人が

「お出かけの時に限って熱出す」と

言っていたのがよくわかりました




「行けないかも知れない」

と母にLINEをしました

父と母のことを思うと

もうなんともやるせないきもち




せっかく、この日までもったのに




が、翌朝なんとか数時間なら

ベガをひとりにしても平気そうな

状態になっていたので

急ぎ用意をしやっと念願の実家へ




父は、リビングの

パーテーションの向こうにいました

主人が来たときに

いろいろ配置転換したようで




ベッドの上でも仕事ができるように

ベッド用のディスクも追加レンタルしてあり

プリンタも移動してあったのに

もうそこには起き上がることもできない

父の姿がありました




新年会のときよりさらに

かすれた声で

なにか言葉を交わしたはずなのですが

覚えていません




忘れないよう

ブログに残そうと思ったのに

もう忘れちゃいました




そして、みんなでランチをしました
母が作ってくれたサンドイッチ
サンドイッチを用意している母を見たとき
「ああ、無理してでも来てよかった」と思いました
20230202お見舞い
幼いころから慣れ親しんだ母の味
今こうして
最後の父を眺めながら食べることになるとは
一生忘れらない味




父は、本当にちいさなサンドイッチのかけらと

コーヒーをなん口か飲んでいました

自分では食べられないので

母に口に運んでもらいながら




それでも、だいすきなコーヒーは

飲みたいんだなとうれしく思いました

たまに「コーラ」とも言い

母が飲みかけのペットボトルを

慣れた手つきで飲ませていました




そのうち「トイレ」と…




わたしは席を外そうとしました

でも、母が「ともちゃん手伝って」と

「ええ〜」嫌とかそうゆうことでなく




見ていいものなのか

なにをどう手伝ったらいいのか…

正直動揺しかありませんでした




父は、 わたしがいようが

お構いなしで下着をずるんっと脱ぎ

ああ、もうそういうことじゃないんだな

ベガが膀胱炎になったとき感じましたが
(いっしょになんてしちゃってすみません)











生きていれば

必ずついてまわる排泄は

恥も外聞も関係ない

食べること以上に必死です




母は大きなポータブルトイレを

ベッドの横に設置し

父が移動するのを手伝います

わたしも言われるがまま手伝うのですが




痩せ細った父の体に触れるのが怖くて

どれくらい力を入れていいものなのか

わからず

恐る恐る父に触れます




なんとか父は用を足し

また父がベッドに戻るとき

母が「よかったねーお父さん

娘に手伝ってもらってよかったねー」

としきりに言うので




「え、そういうものなのか」

席を外そうとした自分を恥じました

「それならば!」恐る恐るだった手に

グッと力を入れて父を強く抱き抱え

元の位置に戻しました




「こんなとき介護の資格があったらな」

と思いました

職業にするかはさておき

親、配偶者、道行く困ってる人…

サッと手を差し伸べることができます




余談ですが

かつて、車椅子から落ちてしまった女性と

また別の日に父と同じくらいの男性が

転んでしまったところに遭遇し




手を差し伸べたものの

どうやって起こせばいいのかわからず

結局周りの人に手伝ってもらったのですが

そのときも介護の資格が頭をよぎりました




このときの父も

介護の方に大変お世話になりました

訪問医師と看護師さんの他に

定期的に介護士さんが
(正確には看護師さんだったかな?)




父の爪を切ってくれたり

アロマオイルで

頭やむくんでしまった足を

マッサージしてくれたそうです




今の介護士さんて

そんなことまでしてくれるんだー!

感動しました




めいっこの訪問の前

また別の介護士さんたちに

お風呂にも入れてもらったそうで




3人の「お風呂部隊」が

部屋の中にサッとお風呂を設置して

父を入れてくださったそうで

父は「きもちいい」を連発していたそうです




ポータブルトイレなどは

父がまだ元気なときに

自分で用意していたそうで
(ぜんぜん知りませんでした)

父は、自宅で乗り切る覚悟だったのですね




母や元看護師のおばの協力ももちろんですが

たくさんの専門の方々がいらっしゃって

そして、今の進んだ介護システムのお陰で

父の希望を叶えることができました




そして、いよいよ

父との最後の会話ですが

長くなってしまったので

次回に持ち越します




「愛しい父へ」こんなに長くなる

予定ではなかったのですが…

⑩くらいでおわらせるつもりだったんですけど

無駄に長くなってしまいました




もし、お読みくださってる方が

いらっしゃるのなら

ありがとうございます

あともう少しだけ

お付き合いいただければ幸いです




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2月8日に旅立った父の記録前回はこちら 【2023.1.1】昨年の元旦にみんなに余命を宣告してからちょうど一年この日が、8人で最後のパーティーとなりました いつもは夕方から夜にかけて催されるパーティーですが年に一度、新年会だけは朝から実家にいます最後の日を充分に堪能で ... 続きを読む
2月8日に旅立った父の記録




前回はこちら






【2023.1.1】




昨年の元旦に

みんなに余命を宣告してから

ちょうど一年

この日が、8人で最後のパーティーとなりました






いつもは夕方から夜にかけて

催されるパーティーですが

年に一度、新年会だけは

朝から実家にいます




最後の日を

充分に堪能できた一日でした




わたしが知ってる父よりは

痩せてしまっているけれど

いつも通り、伊達巻をつくったり

おせちの準備をしていました




父の手書きの箸袋も恒例(画像:父LINE)
20221228
ひとりひとりにメッセージまで書いてくれます




ただひとつ

クリスマスパーティーのときには

感じなかった異変を感じました

「声がしゃがれてる…?」




一ヶ月に一度

少しずつすこしずつ

衰えてはいたのだろうけど

初めてはっきり感じとった異変でした




でも、いつも通り

みんなと食卓につき乾杯し

「今年もよろしく」

食事もお酒もいただいていました
IMG_0024





すると

突然、歌い出したのです

「陽気なおとうさんなのね」

と思われるでしょうが




父は絶対に歌わない人でした

みんなでカラオケに行って

どんなに盛り上げても

歌ってくれませんでした




そんな父が自ら

しかもアカペラで




石原裕次郎さんの歌でした

目を瞑り

懐かしむように…

それを見た母が泣いていました




そのときが近いんだな




それは感じとれましたが

まだ元気なので

一年間覚悟してきたはずなのに

まるで実感が湧きません




解散の時間になり

いつも通り

「これが最後かも知れない」

と思いながら父と別れました




後から主人に聞いたのですが

「とりあえず

80歳になる年までがんばれましたね」 

と、父と会話をしたそうです




一見、失礼な会話に

聞こえるかも知れませんが

主人はいつも「まずは目先の目標を」

そうやって父を盛り立てくれました




わたしは年頃になると

いずれ来る両親との別れが

とてつもなく恐怖でした

「とりあえず80歳まで元気でいてくれたら」




いつの頃からか

そう思うようになっていました

そんなこと親に言ったことはありませんが

ちゃんと叶えてくれました




来月、父が生きていたら80歳でした

ここまで元気でいてくれたらいいな

と思っていましたが

それは叶わなかったけれど




ちゃんと80歳になる年まで

がんばってくれました




その後も、いつも通り

父とLINEでやりとりをしていました




2023.1.3(画像:父LINE)
20230103
「きょうはこれ食べたよ」
「散歩に行ったよ」




このままゆっくりゆっくり

また今年の桜も眺めることができるかな




2023.1.8(亡くなるちょうど一ヶ月前)
20230108
ただ、どんどん食べられなくなっていたようで
朝、目覚めて「今食べたいもの」を
母にそっと囁くのが日課だったそうです
この日はおいなりさん




次回のパーティーまで

期間が空くので

一人で実家いってこようかな




そんなことを考えていた矢先

それは突然やってきました




【2023.1.26】




父から

「きのうからベッド生活になりました」

とLINEが来ました




そんなに悪かったの?

こないだ散歩してたじゃん

いつでも覚悟していたくせに

ショックでした




でも、真相はちがったのです




たまたま、その日は

主人が用事があって

実家に行く予定だったので
(だから父も打ち明けたのでしょうね)

父の様子を見てきてくれました




寝たきりになってしまったわけではなく

電動ベッド(レンタル)の上で

生活した方が体への負担が少ないから

という、訪問医師の助言だったそうです




「いつも通り元気だった」と

主人が、ベッドでPC仕事する

父の画像を送ってくれました




なんだー




でも、これが最後でした




---------------------------------------------------------




LINEっていいですね




写真も画像もスタンプも

後で見返すと

胸がグッとなりますが

まるでまだ生きているような




瞬時にそのときに

タイムスリップしたような




2023.1.21(画像:父LINE)
20230121
父が最後に送ってくれた食事画像
どうしても崎陽軒のお弁当が
食べたかったらしく
買ってきてもらったそう




でも、父・母・叔母・主人・私の

5人のグループLINEで

やりとりをしていたので

いつも既読が「4」と付くのですが




もう何度送っても

「3」にしかならなくなったとき

すぐさま現実に引き戻されました




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ある日突然膀胱炎になったベガケロッと治ったと書いていますが実際には病院で治療したし人間も努力したしなによりベガ本人が本当によくがんばりました ベガが苦しんでいるときいろいろ検索して不安になったりもしたのですがとても励みになったのでわがやの備忘録も兼ね世の中 ... 続きを読む
ある日突然

膀胱炎になったベガ




ケロッと治ったと書いていますが
実際には病院で治療したし
人間も努力したし
なによりベガ本人が本当によくがんばりました






ベガが苦しんでいるとき

いろいろ検索して

不安になったりもしたのですが

とても励みになったので




わがやの備忘録も兼ね

世の中のねこさんの

お役に立てればと

ベガの例を共有させていただきます




少々長くなるので

重要なところは赤字大文字にしてあります

そこだけでも拾い読みしてくださると

ご参考になるかと思います




途中、血尿と血餅の画像を出します
(参考になるので)

そこまでグロくはないですが

苦手は方はここでお止めください





ベガは今
腎不全で通院しています

そのときから病院のことや
ごはんのことを記録しているので
膀胱炎になったときのことも
克明に記録しています




4月5日の記録
20230405
この日はいつもより食欲旺盛で
(ちょっと偏食気味なのは
太らせるため、治療のためです)
ご機嫌だったくらいなのに(わたしが)
そのときは突然やってきました




ベガはむかしから

うんちは二日に一度でした

その日は、朝しているのに

夜もまたしたので「え?」と異変を感じました




直後、ずっとトイレでおしっこスタイル

ようやく出てきた

そのおしっこ跡がピンク色でした

生まれて初めての血尿です




翌日たまたま病院の日だったので

持って行くために、主人がすぐ

その砂をビニール袋におさめましたが

写真に撮るといいとネットに書いてありました




出が悪いのか
なん度も血尿を出したので
写真にも撮りました
血尿
一番グロくないものなので
もっと広範囲でも出しています




猫が血尿をしたら写真に撮る




ベガの様子はいつも通りで

食欲もあるし

就寝前のごはんも食べ

いっしょにリビングで寝ました
今までは主人とわたしとベガの3人で
寝室で寝ていたのですが
ベガをリビングに居させたい理由があり
今は、主人とわたし交代でリビングで寝ています




ここから悲劇が始まりました




早朝4:00

リビングに二つあるトイレを

永遠にベガが行ったり来たり

ガサガサするけど、おしっこは出ず




ベガはふだん滅多に鳴かないのですが

時折、悲しそうな声で鳴きます

わたしは心の中で祈りながら

おしっこ音に聞き耳を立てました




しかし、それが聞こえることはなく

ベガもわたしも起床時間の6時まで

一睡もできず

そのまま夜が明けました




大きい方のトイレ
大
ふだんから飼い猫のおしっこの
一回の量や色を観察しておくことが大切ですね
いや当たり前ですよね
当たり前…わがやはあまり(把握してなかった)





小さい方のトイレ
小
やっぱり大きい方のトイレが
お気に入りみたいです
トイレや猫砂を好みのものに
してあげるのも病気予防に大切です





夜が明けるのがこんなに待ち遠しいのは

初めてだったかも知れません

いつもは憂鬱な病院も

この日は一刻も早く連れて行きたい




ベガも「こいつらがなんとかしてくれる」

とでも思ったのか

いつもよりも喜びのしっぽが

ぶるぶるでした




おなかパンパンだったろうに…




4月6日の記録
20230406病院の記録
朝8時に病院へ行き
尿道カテーテルでおしっこを抜いてもらい
エコーとレントゲンを撮りました
※下の4行は、地獄の2時間の記録です




猫は決して
おしっこを溜められる
体質ではありません




トイレにこだわりの強いねこさんは

おしっこをがまんすることも多いですが

人間と同じ、おしっこを出せないのは

つらいのです




猫がおしっこできないとき
飼い主ができる応急処置はありません





猫がおしっこを出せなかったら
まずは病院で抜いてもらってください




そして、検査と治療を
受けてください





ベガの場合は

その抜いたおしっこを検査へ出し

エコーを撮った際に異物が見えたので

さらにレントゲンを撮りました




おしっこが出ないのは

尿道が炎症を起こし腫れて

狭くなっている可能性があるので

抗生剤を点滴してもらいました




病院から帰宅後の記録
20230406帰宅後の記録
幸せだったのは帰宅してほんの束の間
本当の地獄はここからでした
自分が病気したときよりも
どんなつらい出来事よりも
苦しい数時間でした




ベガは、抗生剤の他に

いつもの点滴も打ってもらいました

それは、利尿作用があるので

「いやなんで先生打ったし!」と思いましたが




腎臓病も膀胱炎の治療も特効薬はなく

とにかくおしっこをさせて

循環させることが大切なんだそうです




抗生剤がどれくらい

即効性があるのかはわかりませんが

まだちゃんとおしっこが出ないのに

どんどんおしっこがしたくなる状態です




また、トイレをガサガサの繰り返しです

疲れて果て

寝る体制もとるのですが

1分同じところにいられません




そりゃそうですよね

わたしはコーヒーやビールがだいすきで

年々トイレが近くなっているのもあり

あの猛烈な尿意でじっとなんてしていられません




「いっそのこと寝て忘れてくれ」

と願うのですが

そんな尿意で眠れるわけないですよね




そのうち食欲もなくなり

嘔吐までし始めました

膀胱炎が直接の原因ではないですが

人間もトイレできないと

気持ち悪くなったりしますよね




画像は元気になった後のものです
IMG_4551





その間も

ずっとベガは自分のお尻を舐め続けます

母猫が、まだ自分でおしっこできない子猫の

お尻を舐めて促す行為




ベガは子供を産んだこともなければ

育てたこともありません

ほんとに動物の本能には感心します

そして、ついに自分で突破口を開きました




ラグに大きな血の塊と

割とまとまったおしっこの跡がありました

それまでにも多少の血の塊が

トイレに残っていましたが明らかに大きな塊




血の塊は血餅(けっぺい)と言うのだそうです
これは控え目な血餅ですが
ラグに残っていたのは何倍も大きいもの
血餅
本当にもちもちっとしていて
尿道を塞いでしまうのも納得です
ちなみに、本来はメス猫は
血餅はできにくいんだそう




ベガの名誉のために

今まで一度も粗相をしたことはありません

血餅を出した瞬間を見たわけではありませんが

おそらく、大きな血餅が「すぽん」と抜けて

おしっこが「ダー」と流れ出たと想像しています




抗生剤が効いてきたのもあるかも知れませんが

ベガは自分で克服したのです

その後は、明らかに楽そうでした

お水を飲んだりごはんを食べたり

やっと少し眠ったようです




就寝前にも大きな血餅を出して

その日はいつも通り眠れたようです

そして翌日も来院するよう言われていたので

朝イチで病院へ行ってきました




2023年4月7日の記録①(病院)
20230407病院の記録
病院での記録です
異物が見えなくなっていたので
「恐らく膀胱炎でしょう」
という先生の診断でした




膀胱炎の3大理由

・フードや環境の変化
・ストレス
・細菌性





引越しの後に多いそうです

後は、同居猫が増えたとか

トイレや猫砂を変えたとか

ねこさんは変化を嫌うので

思い当たることはいろいろありそうです




ベガは尿の検査の結果

細菌性はなかったのですが

フードも環境の変化もストレスも

ぜんぶ当てはまる!




12月から腎臓の治療で

かなりの頻度で通院しているので

それはもう相当なストレスでしょう

ごはんのあげ方や寝る場所も変わりました
既出の通り寝室からリビングに変わりました




2023年4月7日の記録②(自宅)
20230407
この日も抗生剤を打ってもらいましたが
前の晩に血餅が抜けてからは
もう絶好調で「おしっこ」にびっくりマークを
付けてしまうくらい大喜びでした(わたしが)




ベガがトイレに入っては

遠目に様子を観察し

おしっこの跡を見つけたり

シートを見てよろこんだり




前の晩に自力で血餅を抜いてからは

本当に絶好調で

トイレを行ったり来たりすることもなく

血尿も一回もありませんでした




ただ、もう一度だけ異物が

本当に消えたのか確認のため

近日来院するよう言われており

中一日で三たび病院へ行きました




念の為
粉薬の抗生剤もいただいたのですが
ちゅ〜るに混ぜても
まったく口にしてくれませんでした

IMG_1487
薬を飲んでくれない
ねこさんは多いそうなので
薬をあげたことがない場合は
点滴で打ってもらった方が確実です





2023年4月9日の記録
20230409
膀胱にあるおしっこの量によって
当然、膀胱の大きさ形が変わり
エコーの見え方がちがうので
念の為の検査でした




なん度も丁寧に診てくださり

やっぱり異物は消えているとのことで

自宅での様子も加えて

「おそらく」




「膀胱炎になったことにより

内壁が剥がれ(それが異物の正体)

血餅となり尿道を塞いだ」

これがベガの場合の原因でした




今はすっかり元気ですが

膀胱炎はクセになると聞きますから

今後も気をつけなければなりません




最後に

もしねこさんがおしっこをしなくても

1〜2日くらいでは

尿毒症にはならないそうですが




尿毒症以前に
おしっこを出せないことによって
体調不良になることがあるので
ぐったりしている場合は一刻を争います





先に述べましたように

ねこさんだって物理的につらいのと

「様子を見たことによって後悔することになった」

というコメントをたくさん見ました




人間だったら大したことないことも

ねこのように小さな体だと

命取りになることがあります




小動物、しかもベガは高齢なので

こんなことがあると

もう難しいんじゃないかと思いましたが

そんなことはありませんでした




特にねこさんは病院嫌いの子が多いので

なるべく病院には

連れて行きたくない考えでしたが

病院に行けば救える可能性がある




わたしが言うまでもないですが

信頼できる動物のお医者さんと

夜間でもやっている救急病院

この二つは最低抑えておきたいですね




すっかり元気ににゃりました
IMG_4543





いろいろ参考になります
猫 - ブログ村ハッシュタグ
#猫




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2/8に旅立った父の記録前回はこちら  みんなに余命宣告を宣告してすぐ抗ガン剤治療に入りました投与は二週に一度ですが経過を診るために毎週通院していましたわたしが想像するもがき苦しむような副作用ではなかったけれど投与して一週間は食欲がなくなるそうで母が工夫して ... 続きを読む
2/8に旅立った父の記録




前回はこちら
 





みんなに余命宣告を宣告してすぐ

抗ガン剤治療に入りました

投与は二週に一度ですが

経過を診るために毎週通院していました




わたしが想像する

もがき苦しむような副作用ではなかったけれど

投与して一週間は食欲がなくなるそうで

母が工夫して食べさせているようでした




2022.1.31(画像:父LINE)
IMG_0955
出かけるわけでもないのに
お弁当にしてもらったり…
R-1は、わたしが免疫力アップにいいよって送ったら
それから最期までまじめに飲んでいたようです




2022.2.22(画像:父LINE)
IMG_0957
「手前味噌を仕込んだよー」
樽には「食べ頃:2023年2月2日」
って書いてありました
亡くなる6日前の日付




2022.3.3(画像:父LINE)
20220303
父は食べることがだいすきだったので
LINEのやりとりは食べ物が多かったです
お酒は副作用で思うように飲めず
このころは甘酒にハマっていました




2022.4.2(画像:父LINE)
20220402
まずは「今年(2022年)の桜を目標に」
がんばって、愛でることができました
みんなで毎年お花見をした公園
歩けなくなるまで散歩した公園




2022.5.28(画像:父LINE)
20220528上高地
毎年GWになると山菜採りに行くのですが
この年も奥多摩まで行き
月末にはお世話になった山へ
いろんな方とお別れをしたそうです




またわたしに内緒で行ったので

わたしはLINEで激怒してしまいました
(ちょっと深い理由があって)

父とわたしはケンカをしたこともなければ

わたしが父に怒ったこともありません




最初で最後のケンカ
(一方的にわたしが怒っていただけ)

でも、仲はよかったけれど

お互い遠慮がちな父娘だったので

最後に腹を割って話せたような気がします




2022.6.19(画像:父LINE)
20220619父の日
わたしにとって「最後の父の日」
父自身が張り切って
串焼きを準備してくれました
わたしが几帳面なのは父譲りだと思います
(こんなにマメでも器用でもないですが)




2022.7.23(画像:父LINE)
20220723旅行
父にとって最後の旅行
コロナだし酷暑だし直前に高熱
本来なら止めたかったですか
とても楽しそうなLINEがたくさん届きました




2022.8.13(画像:父LINE)
20220813
父にとって最後のお盆
みんなで迎え火を焚きました
今年からは父は迎えられる側ですね
このころ抗ガン剤をやめる話を聞きました




副作用の割には

そこまですこぶる効果が

見えたわけではない抗ガン剤ですが

やめてしまったら進行してしまうのではないか




そう思わなくもなかったですが

高齢なのでそこまで早くないだろうし

最後になにも気にすることなく

過ごして欲しかった




父が決断したことですし

なにも反対する理由はありませんでした

抗ガン剤のお陰で

残りの一年を過ごせたのかも知れません




2022.9.14(画像:父LINE)
20220914
高熱が出て一時入院しました
めいっこがおじいちゃんと過ごすために
設けたお泊まりの日に発熱
神さまって時に意地悪ですね




2022.10.24

むかし、家族4人で過ごした街へ母とお出かけ
本当は父もいっしょに行きたかったですが
このころには長時間の外出は厳しいようでした
でも、抗ガン剤をやめたお陰で食欲旺盛




2022.11.24(画像:父LINE)
20231124
ワールドカップも
毎日夜更かしして観ていました
リビングに集まってみんなで観戦するのも
4年に一度の家族行事でした




2022.12.10(画像:父LINE)
20231210
毎年冬になるといただける
父のたくあんや白菜漬け
余命宣告の後は「これが最後かも知れない」
と心して食べましたが
今季も食べることができました




12月は 、歯医者さんにも行き

床屋さんへも行き

命は儚いとは言うけれど

人間って意外と強いですね




こうやって一年を振り返ると

とてもあと一年で

いなくなるようには思えず

精力的で濃ゆくて




父にとって

最後の一年に相応しい

満足のいく一年だったのでは

ないかと思います




そしていよいよ今年の新年会

余命宣告を宣告されて一年

それがみんなで過ごす

最後の日となりました




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4/8(土)実家で恒例のパーティーでしたこの時期はいつも実家の周りはお花畑だいすきなネモフィラ今年はまっかなチューリップとのコラボレーションお部屋の中にもお花オレンジの君子蘭とお仏壇にはいつもお花を絶やさないようにしているようですこの日は父の二度目の月命日だ ... 続きを読む
4/8(土)




実家で恒例のパーティーでした




この時期はいつも実家の周りはお花畑
花





だいすきなネモフィラ
今年はまっかなチューリップとの
コラボレーション
ネモフィラのコピー





お部屋の中にもお花
花(実家)
オレンジの君子蘭と
お仏壇にはいつもお花を
絶やさないようにしているようです




この日は父の二度目の
月命日だったのですが
山でお世話になった方からお花が届いて
母は感激していました
いただいたお花
亡くなった直後でもなく親族でもなく
2ヶ月経った今でも
忘れないでいてくれるなんて
うれしいですね




この日は恒例の「おひつじ座会」
IMG_0051のコピー
パーティーメンバーに4人
おひつじ座がいるのですが
4人の歳の合計が266歳




歴史のある「おひつじ座会」
おひつじ座会
父が率先して
飾り付けをしてくれていましたが
こんな華やかになることは
もうないのかな




「本日のごちそう」
ごちそう
たけのこごはんに
たけのこの天ぷら
やまいもと野沢菜は
父の親戚が送ってくれたもの




主人もおひつじ座なので
ご祝儀をいただきました
ご祝儀
なん年も前から
「大人はもうご祝儀よくない?」と
提案しているのですが
この制度はなくしたくないとのこと




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遡って4月4日に

父の納骨をしました

平日だったけれど

7人で納めることができました




真新しいお釈迦様だったので
「できたばかり?」と思ったら
父が亡くなった2月に
新しくできたお墓なのだそう
IMG_1224
「新しいもの好きのお父さんにぴったりだねえ」
なんて話していました




身内だけだったので御斎の予約なんて
していなかったのですが
お昼時にもかかわらずたまたま通りかかった
お寿司やさんの個室が空いていました
IMG_1228
「お父さんが予約してくれていたのねえ」と
飛び込みなのにとてもおいしくて
さすがグルメなお父さん




さらに遡って前日の4月3日は
主人の誕生日&結婚記念日でした
このときは相変わらず
食いしん坊ベガさんだったのに
ゆう誕生日
納骨も無事おわってやれやれの後
突発性の膀胱炎になってしまって
すごく力んでもほんの数滴の血尿しか
出なくなってしまいました




たまたま翌日が病院の日だったので

カテーテルでおしっこを抜いてもらった後は

ケロッと元気だったのですが

また尿が溜まってくると




トイレをウロウロ、ほんの数滴の血尿…

時折、悲しげな声で鳴くので

そうだよね、おしっこしたいのに

出せないなんて自分に置き換えたら狂気です




「お父さん助けて」と

泣きながらお祈りしていたら

ケロッと治って、ベガにお留守番を頼み

パーティーにも無事参加できました




なにかある度に

娘に泣きながらお願いされたら

父もおちおち

お墓で眠っていられませんね




いろんなパーティーがありますね
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