愛しいベガへ12(最後の冒険)
6月12日に天の川を渡ったベガの記録〜腎不全ベガの場合〜17歳マンチカン♀前回はこちら 【2023.6.11】亡くなる前日朝、キッチンの床で寝ていたので水を入れた小鍋を差し出すと一瞬口をつけましたもともと、食事の用意の邪魔をするのが趣味でしたが晩年は特にお味噌汁用に小鍋 ...
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6月12日に
天の川を渡ったベガの記録
〜腎不全ベガの場合〜
17歳マンチカン♀
前回はこちら
【2023.6.11】亡くなる前日
朝、キッチンの床で寝ていたので
水を入れた小鍋を差し出すと
一瞬口をつけました
もともと、食事の用意の
邪魔をするのが趣味でしたが
晩年は特に
お味噌汁用に小鍋に水を入れると
ベガがサササーっと寄ってきて
その水をゴクゴク飲むので
その間、わたしはボーっと待ってる
というのが日課でした
だから、小鍋に反応するかな
と思って差し出してみましたが
やはり反応はするも
飲むそぶりはしません
なんででしょうね?
人間だったら、気持ち悪くて
ごはんは食べられなくても
水分は摂れますよね
これも、結局最後までなぞのままでした
昔はお料理をするのも一苦労でしたが
最後の半年は
「たくさん邪魔していいよ」と…
いたずらは、しあわせな証拠です

もっと深刻なのはおしっこでした
前の日に尿道カテーテルを
外してもらったにもかかわらず
結局、一日おしっこが出ず
一晩様子を見るも変わらず…
いっしょに点滴もしたので
きっと膀胱はパンパンのはず
先生に連絡をしたら
「おしっこをつくれていないのかも」と
どのみち、もう一度診て
もらうしかありません
もう行くこともないと
思っていたけれどまた病院へ
この日は日曜日でしたが
土日もやっている病院なので
いつも通り、主人が朝一で
連れて行きました
きっとまた尿道カテーテルを
入れられてしまうと思い
「亡くなってしまったら
どうやって外すのか聞いてきて」
とお願いしました
そんなこと想像もしたくないけれど
仕方のないことです
もう覚悟をしないといけない段階
病院へ行った主人からすぐ電話がありました
「膀胱はパンパンだったけど
尿道カテーテルが入らないから
今、注射で抜いてもらってる」とのこと
少しホッとしました
まず、ちゃんとおしっこはつくられていること
また尿道カテーテルを入れるのは
かわいそうだったので
注射という方法があったということ
尿道カテーテルを入れていたせいで
尿道が炎症してしまって
おしっこが出ないのかも?
という判断でした
また尿意との戦いはかわいそうだけれど
炎症が治れば出るかも知れないし
最期がお洋服やエリザベスカラーなんて
窮屈な格好させたくなかったので
これでよかったと思いました
8時に病院へ行って
9時半には帰ってきた
はだかんぼのベガを拭いて
ホッとしたのかずっと寝ていました
でも、また尿意は来ます
この日も点滴を打ったので…
おしっこが出せないとはわかっていても
「医者として打たないわけにはいかない」
とのことでした
そのお陰で
まったく水を飲んでいなくても
喉も渇かず生きていられるのだし
家族としては、苦しまず、また
少しでも長く傍にいて欲しい
おしっこさえ出てくれれば…
これはほんとうにその日の画像
この翌日には
もう座ることもできませんでした
座れるってまだ元気(ではないけれど)な証拠

2時間ほど
ぐっすり眠ったベガですが
やはり尿意が出てくるころである昼時
トイレをガサガサし始めました
ベガに気づかれないよう
そっと近づき祈りながら
おしっこ音に聞き耳を立てます
「ショショショ-」とかすかな音がしたので
出た!と思ってシートを確認するも
まったく汚れていません
その後も、30分置きくらいに
トイレに行き、音はするのに出てない…
じゃあ、あの「ショショショ-」は
なんだったんだろ
わたしが強く願うばかりに
聞こえてきた幻聴だったのでしょうか
お水も、なにやっても飲まないけれど
自分で水があるところまで移動したり
やはり、ベガなりに
まだまだ生きる意志を感じました
これも、その日の画像
自分で移動していました
だいすきだったお食事処

わたしは、口元を濡らしてあげて
口周りと、鼻と耳掃除をしました
なにもしてあげられないけれど
せめて、きれいずきのベガに代わって…
少し目を離していると
リビングを出て
廊下をえっちらおっちら
歩くベガに気付き
慌てて、スマホを手にしました
まだ元気(ではないけれど)に
動くベガを残しておきたくて
録画をONにしました
フラフラのくせに意外と速くて
こちらの準備が間に合わないくらい
必死で、寝室を目指していました
これが最後の動画になりました
最後の動画(のスクショ)

寝室にたどり着いて
ベガがすきだったベッド下に
潜ろうとしましたが制しました
自由にさせてあげたかったけれど
ベッド下は人間が入れないので
万一、ベガにそこでなにかあっても
助けてあげられないので…
でも、わたしの目を盗んで
結局、ベッド下に潜り込んでいました
ベガがすきだった場所
やっと来られた場所
しばらく、そのまま居させてあげました
ふと様子を見に行くと
ベッド下にベガがいません
探してると、寝室のベガのトイレが
置いてあった場所に移動していました
ここのトイレを目指していたのでしょう
慌てて、そのトイレをリビングから
持ってきました
そのときは、ずっとリビング生活だったので
寝室のトイレもリビングに置いてありました
これです
このトイレがあった場所の壁に
もたれかかっていました

半年経っても覚えていたんだね
寝室に来たかったのもあるかも知れないけど
「ここのトイレなら!」と思って
一生懸命移動してきたんだね
ベガに見せると
「はっ」としたような顔をして
すぐトイレに入りましたが
やはり出ません
こんなにがんばっているのに
神さまいじわるしないで
となん度も祈りましたが
ベガのがんばりも祈りも
通じることはありませんでした
〜きょうの一枚〜 2019.6.16

ベガのマスカットのような
グリーンのおめめがすきでした
子猫のころはもっとつぶらな瞳だったのに
大きくなるにつれ、瞳もおっきくなりました
わたしが瞬きをすると
ベガも瞬きしたりウィンクしたり
「愛してるよ」のサイン
初回はこちら
次回はこちら
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天の川を渡ったベガの記録
〜腎不全ベガの場合〜
17歳マンチカン♀
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【2023.6.11】亡くなる前日
朝、キッチンの床で寝ていたので
水を入れた小鍋を差し出すと
一瞬口をつけました
もともと、食事の用意の
邪魔をするのが趣味でしたが
晩年は特に
お味噌汁用に小鍋に水を入れると
ベガがサササーっと寄ってきて
その水をゴクゴク飲むので
その間、わたしはボーっと待ってる
というのが日課でした
だから、小鍋に反応するかな
と思って差し出してみましたが
やはり反応はするも
飲むそぶりはしません
なんででしょうね?
人間だったら、気持ち悪くて
ごはんは食べられなくても
水分は摂れますよね
これも、結局最後までなぞのままでした
昔はお料理をするのも一苦労でしたが
最後の半年は
「たくさん邪魔していいよ」と…
いたずらは、しあわせな証拠です

もっと深刻なのはおしっこでした
前の日に尿道カテーテルを
外してもらったにもかかわらず
結局、一日おしっこが出ず
一晩様子を見るも変わらず…
いっしょに点滴もしたので
きっと膀胱はパンパンのはず
先生に連絡をしたら
「おしっこをつくれていないのかも」と
どのみち、もう一度診て
もらうしかありません
もう行くこともないと
思っていたけれどまた病院へ
この日は日曜日でしたが
土日もやっている病院なので
いつも通り、主人が朝一で
連れて行きました
きっとまた尿道カテーテルを
入れられてしまうと思い
「亡くなってしまったら
どうやって外すのか聞いてきて」
とお願いしました
そんなこと想像もしたくないけれど
仕方のないことです
もう覚悟をしないといけない段階
病院へ行った主人からすぐ電話がありました
「膀胱はパンパンだったけど
尿道カテーテルが入らないから
今、注射で抜いてもらってる」とのこと
少しホッとしました
まず、ちゃんとおしっこはつくられていること
また尿道カテーテルを入れるのは
かわいそうだったので
注射という方法があったということ
尿道カテーテルを入れていたせいで
尿道が炎症してしまって
おしっこが出ないのかも?
という判断でした
また尿意との戦いはかわいそうだけれど
炎症が治れば出るかも知れないし
最期がお洋服やエリザベスカラーなんて
窮屈な格好させたくなかったので
これでよかったと思いました
8時に病院へ行って
9時半には帰ってきた
はだかんぼのベガを拭いて
ホッとしたのかずっと寝ていました
でも、また尿意は来ます
この日も点滴を打ったので…
おしっこが出せないとはわかっていても
「医者として打たないわけにはいかない」
とのことでした
そのお陰で
まったく水を飲んでいなくても
喉も渇かず生きていられるのだし
家族としては、苦しまず、また
少しでも長く傍にいて欲しい
おしっこさえ出てくれれば…
これはほんとうにその日の画像
この翌日には
もう座ることもできませんでした
座れるってまだ元気(ではないけれど)な証拠

2時間ほど
ぐっすり眠ったベガですが
やはり尿意が出てくるころである昼時
トイレをガサガサし始めました
ベガに気づかれないよう
そっと近づき祈りながら
おしっこ音に聞き耳を立てます
「ショショショ-」とかすかな音がしたので
出た!と思ってシートを確認するも
まったく汚れていません
その後も、30分置きくらいに
トイレに行き、音はするのに出てない…
じゃあ、あの「ショショショ-」は
なんだったんだろ
わたしが強く願うばかりに
聞こえてきた幻聴だったのでしょうか
お水も、なにやっても飲まないけれど
自分で水があるところまで移動したり
やはり、ベガなりに
まだまだ生きる意志を感じました
これも、その日の画像
自分で移動していました
だいすきだったお食事処

わたしは、口元を濡らしてあげて
口周りと、鼻と耳掃除をしました
なにもしてあげられないけれど
せめて、きれいずきのベガに代わって…
少し目を離していると
リビングを出て
廊下をえっちらおっちら
歩くベガに気付き
慌てて、スマホを手にしました
まだ元気(ではないけれど)に
動くベガを残しておきたくて
録画をONにしました
フラフラのくせに意外と速くて
こちらの準備が間に合わないくらい
必死で、寝室を目指していました
これが最後の動画になりました
最後の動画(のスクショ)

寝室にたどり着いて
ベガがすきだったベッド下に
潜ろうとしましたが制しました
自由にさせてあげたかったけれど
ベッド下は人間が入れないので
万一、ベガにそこでなにかあっても
助けてあげられないので…
でも、わたしの目を盗んで
結局、ベッド下に潜り込んでいました
ベガがすきだった場所
やっと来られた場所
しばらく、そのまま居させてあげました
ふと様子を見に行くと
ベッド下にベガがいません
探してると、寝室のベガのトイレが
置いてあった場所に移動していました
ここのトイレを目指していたのでしょう
慌てて、そのトイレをリビングから
持ってきました
そのときは、ずっとリビング生活だったので
寝室のトイレもリビングに置いてありました
これです
このトイレがあった場所の壁に
もたれかかっていました

半年経っても覚えていたんだね
寝室に来たかったのもあるかも知れないけど
「ここのトイレなら!」と思って
一生懸命移動してきたんだね
ベガに見せると
「はっ」としたような顔をして
すぐトイレに入りましたが
やはり出ません
こんなにがんばっているのに
神さまいじわるしないで
となん度も祈りましたが
ベガのがんばりも祈りも
通じることはありませんでした
〜きょうの一枚〜 2019.6.16

ベガのマスカットのような
グリーンのおめめがすきでした
子猫のころはもっとつぶらな瞳だったのに
大きくなるにつれ、瞳もおっきくなりました
わたしが瞬きをすると
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