愛しいベガへ13(ルームツアー)
6月12日に天の川を渡ったベガの記録〜腎不全ベガの場合〜17歳マンチカン♀前回はこちら 【2023.6.11】亡くなる前日② この日は日曜日だったのですが主人は、前々から大事な予定が入っておりこんなベガを残して出かけるのは後ろ髪を引かれる思いだったでしょうがわたしにとっ ...
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6月12日に
天の川を渡ったベガの記録
〜腎不全ベガの場合〜
17歳マンチカン♀
前回はこちら
【2023.6.11】亡くなる前日②
この日は日曜日だったのですが
主人は、前々から大事な予定が入っており
こんなベガを残して出かけるのは
後ろ髪を引かれる思いだったでしょうが
わたしにとっては好都合でした
もうベガと過ごす時間も
あとわずかと知ったとき
やりたいことがあったのです
ルームツアーです
ベガと過ごした17年間のおうち
ほぼ、リビングにいたベガですが
最後にすべての場所をまわりたく
ベガを抱っこしながらルームツアーをしました
寝室

17年間、3人ひとつのベッドで寝た空間
最後の半年間は
ベガをリビングで寝させるためにバラバラ
また3人で寝ることを目指していたのですが
結局それは叶うことはありませんでした
寒い時期は
わたしの枕で寝るベガですが
暑い季節は
このチェストの上で寝ていました
昨年の夏だったか
ジャンプに失敗して
それ以降は登らず
(ベッドに上がってからチェストに移ればいいのに
そこは猫のプライドなのでしょうか)
ひさびさにチェストの上を見せて
「ほら、いつもここで寝てたね、なつかしい?」
など、言葉をかけながら各部屋をまわりました
ベガは上空をキョロキョロ
次は、洗面所

ここは、ベガに行かせないようにしていたので
あまり思い出はないですが
脱走して、なん度もお風呂場で発見しました
わたしが洗面所の扉を閉めて
スキンケアをしていたら
扉が開いたので、主人かと思ったらベガだったり
こどものころに、網戸をペタペタした後
脱走したので(家の中で)
白い洗面台にドロボー猫のように
肉球の痕がついていて
「あ、洗面所に入ったのね」とバレバレだったり
最後に玄関

玄関も、ベガに降りて欲しくなかったので
行かせないようにしていましたが
なん度か脱走しました
特に傘がすきで
ここで傘を広げて干していると
秒でその下へ行き
雨宿りしているにゃんこのようだったり
「17年前、ここから入ってきたんだよ?」
と、声をかけましたが
相変わらずまわりをキョロキョロ
わたしももう涙で話すこともできず
まだ、リビングとキッチンと中部屋がありますが
ここは最後まで行き来していた場所だったのと
抱っこされるのも体力使うだろうと
ここでルームツアーは終了しました
でも、にゃんこは上から眺めるのがすきなので
やっぱり最後にぜんぶ見せてあげればよかったなと
ただのわたしの自己満なんですけど
後悔しています
ベガがほぼここで過ごした
だいすきな世界
リビングダイニングとキッチンと
ケージが置いてあるのが中部屋

昨日は一日主人がいたし
翌日には抱っこもできない状態だったし
ほんとにほんとに
最初で最後のルームツアーのチャンスでした
少しずつすこしずつ
お別れの準備です
その後、 寝てしまったので
夕方になってから
今度はブラッシング
いつもは、ふつうにブラシを通すだけですが
もう毛づくろいができなくてかわいそうなので
蒸しタオルをつくって
それでブラシを温めてからブラッシングしました
最後にもう一度
蒸しタオルを温め直して
全身を拭き上げました
これが正解なのかどうかはわからないけれど
ベガは終始きもちよさそうでした
もう、喉も鳴らせなかったけれど
感じるんです
全身が震えているような
家族だからわかる振動
そして、そのまま寝てしまいました
わたしは、そっとお風呂に入りに行き
戻ると少しラグが湿っているような
赤っぽいような…?
おしっこが出たのかな
これまでも
勢いよくは出ないんですけど
トイレの縁やおしりが湿っていたりしたので
ちょっとは出ていたのかな…と
以前、ベガが膀胱炎になったときの記事で
「飼い主としてできることはありません
一刻も早く病院へ」と書いたのですが
ベテラン飼い主さんが、腹部圧迫で
尿を出してあげている様子を
SNSなどでよく見かけます
多分、獣医さん的にはNGでしょうし
経験がないと
逆に猫を傷つけてしまうかも知れないので
わたしももちろん推奨はしませんが
目の前で愛猫が苦しんでいたら
NGだろうがなんだろうが
楽な選択をしてあげたい
ましてや、傷つくもなにも
もうおわりなのですから…
今思えば、お手伝いして
あげればよかったなと後悔しています
あと、どこに出してくれても構わない
というきもちで
シートもなにも敷いておかなかったのですが
もしかしたら、敷いておいてあげた方が
ベガも遠慮なくできたのかな…とか
最後にすっきりさせてあげたかった
でも、もう気力がなかっただけかも知れませんが
昼間はあれだけがんばって行っていたトイレを
夜は一切行かなくなったので
きっとラグが湿っていたのは
おしっこだったんだと自分に言い聞かせています
もうほぼ動かなくなってしまった夜
この日は、わたしがリビングで寝る番だったので
ベガがすきだったソファのまんなかに
寝かせてみました

でも、鳴いたり動いたりするので
危ないかな…と、ラグへ移動させて
また、いっしょに床で寝ました
わたしがすきだったベガの背中
顔をうずめてみても
いつもの、日なたのいい匂いはもうしません
もうずっと毛づくろいをしていないから
あの香りは猫の毛づくろいの賜物なんですね
なんにも香らない
無機質な匂い
見た目は変わらずベガなのに
なんだか別物になってしまった気がしました
そのときはもうすぐなんだ
〜きょうの一枚〜 2020.6.28

まるくてたくましい背中
背中の毛が立っていると
恐竜みたいだったり
色的に猿のようだったり
主人とよく「おっさんみたいだよね」
と笑ったり
寒い時期になると
わたしの枕はほぼベガに奪われて
この背中をぐいぐい
わたしの顔に押し付けてくるので
ほぼベガのおしりの下敷きだったのですが
毎年、冬が来るのが楽しみでした
初回はこちら
次回はこちら
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天の川を渡ったベガの記録
〜腎不全ベガの場合〜
17歳マンチカン♀
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【2023.6.11】亡くなる前日②
この日は日曜日だったのですが
主人は、前々から大事な予定が入っており
こんなベガを残して出かけるのは
後ろ髪を引かれる思いだったでしょうが
わたしにとっては好都合でした
もうベガと過ごす時間も
あとわずかと知ったとき
やりたいことがあったのです
ルームツアーです
ベガと過ごした17年間のおうち
ほぼ、リビングにいたベガですが
最後にすべての場所をまわりたく
ベガを抱っこしながらルームツアーをしました
寝室

17年間、3人ひとつのベッドで寝た空間
最後の半年間は
ベガをリビングで寝させるためにバラバラ
また3人で寝ることを目指していたのですが
結局それは叶うことはありませんでした
寒い時期は
わたしの枕で寝るベガですが
暑い季節は
このチェストの上で寝ていました
昨年の夏だったか
ジャンプに失敗して
それ以降は登らず
(ベッドに上がってからチェストに移ればいいのに
そこは猫のプライドなのでしょうか)
ひさびさにチェストの上を見せて
「ほら、いつもここで寝てたね、なつかしい?」
など、言葉をかけながら各部屋をまわりました
ベガは上空をキョロキョロ
次は、洗面所

ここは、ベガに行かせないようにしていたので
あまり思い出はないですが
脱走して、なん度もお風呂場で発見しました
わたしが洗面所の扉を閉めて
スキンケアをしていたら
扉が開いたので、主人かと思ったらベガだったり
こどものころに、網戸をペタペタした後
脱走したので(家の中で)
白い洗面台にドロボー猫のように
肉球の痕がついていて
「あ、洗面所に入ったのね」とバレバレだったり
最後に玄関

玄関も、ベガに降りて欲しくなかったので
行かせないようにしていましたが
なん度か脱走しました
特に傘がすきで
ここで傘を広げて干していると
秒でその下へ行き
雨宿りしているにゃんこのようだったり
「17年前、ここから入ってきたんだよ?」
と、声をかけましたが
相変わらずまわりをキョロキョロ
わたしももう涙で話すこともできず
まだ、リビングとキッチンと中部屋がありますが
ここは最後まで行き来していた場所だったのと
抱っこされるのも体力使うだろうと
ここでルームツアーは終了しました
でも、にゃんこは上から眺めるのがすきなので
やっぱり最後にぜんぶ見せてあげればよかったなと
ただのわたしの自己満なんですけど
後悔しています
ベガがほぼここで過ごした
だいすきな世界
リビングダイニングとキッチンと
ケージが置いてあるのが中部屋

昨日は一日主人がいたし
翌日には抱っこもできない状態だったし
ほんとにほんとに
最初で最後のルームツアーのチャンスでした
少しずつすこしずつ
お別れの準備です
その後、 寝てしまったので
夕方になってから
今度はブラッシング
いつもは、ふつうにブラシを通すだけですが
もう毛づくろいができなくてかわいそうなので
蒸しタオルをつくって
それでブラシを温めてからブラッシングしました
最後にもう一度
蒸しタオルを温め直して
全身を拭き上げました
これが正解なのかどうかはわからないけれど
ベガは終始きもちよさそうでした
もう、喉も鳴らせなかったけれど
感じるんです
全身が震えているような
家族だからわかる振動
そして、そのまま寝てしまいました
わたしは、そっとお風呂に入りに行き
戻ると少しラグが湿っているような
赤っぽいような…?
おしっこが出たのかな
これまでも
勢いよくは出ないんですけど
トイレの縁やおしりが湿っていたりしたので
ちょっとは出ていたのかな…と
以前、ベガが膀胱炎になったときの記事で
「飼い主としてできることはありません
一刻も早く病院へ」と書いたのですが
ベテラン飼い主さんが、腹部圧迫で
尿を出してあげている様子を
SNSなどでよく見かけます
多分、獣医さん的にはNGでしょうし
経験がないと
逆に猫を傷つけてしまうかも知れないので
わたしももちろん推奨はしませんが
目の前で愛猫が苦しんでいたら
NGだろうがなんだろうが
楽な選択をしてあげたい
ましてや、傷つくもなにも
もうおわりなのですから…
今思えば、お手伝いして
あげればよかったなと後悔しています
あと、どこに出してくれても構わない
というきもちで
シートもなにも敷いておかなかったのですが
もしかしたら、敷いておいてあげた方が
ベガも遠慮なくできたのかな…とか
最後にすっきりさせてあげたかった
でも、もう気力がなかっただけかも知れませんが
昼間はあれだけがんばって行っていたトイレを
夜は一切行かなくなったので
きっとラグが湿っていたのは
おしっこだったんだと自分に言い聞かせています
もうほぼ動かなくなってしまった夜
この日は、わたしがリビングで寝る番だったので
ベガがすきだったソファのまんなかに
寝かせてみました

でも、鳴いたり動いたりするので
危ないかな…と、ラグへ移動させて
また、いっしょに床で寝ました
わたしがすきだったベガの背中
顔をうずめてみても
いつもの、日なたのいい匂いはもうしません
もうずっと毛づくろいをしていないから
あの香りは猫の毛づくろいの賜物なんですね
なんにも香らない
無機質な匂い
見た目は変わらずベガなのに
なんだか別物になってしまった気がしました
そのときはもうすぐなんだ
〜きょうの一枚〜 2020.6.28

まるくてたくましい背中
背中の毛が立っていると
恐竜みたいだったり
色的に猿のようだったり
主人とよく「おっさんみたいだよね」
と笑ったり
寒い時期になると
わたしの枕はほぼベガに奪われて
この背中をぐいぐい
わたしの顔に押し付けてくるので
ほぼベガのおしりの下敷きだったのですが
毎年、冬が来るのが楽しみでした
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